ANA特典航空券、ロンドン行きキャンセル待ちの顛末

初のロンドン渡航がANA特典航空券での新しいビジネスクラスThe Roomになる日程で、2か月前に予約をしたところ、既にキャンセル待ちのみ。出発日の2週間前までANAからのキャンセル待ちが出たというメールを待ち続けたものの・・・。
目 次
2019年9月ラグビーワールドカップ、日本で開催!
キャンセル待ち最終日の朝、いまだにANAからの連絡がない私は一抹の不安を抱えて、朝の4時に目が醒めた。
それで、取り敢えず24時間受け付けているANAの特典航空券の問い合わせ番号に朝の5時に電話をしてみた。その際、アメリカの予約センターに転送されるとアナウンスがあり、『取り扱いが異なる場合がある』という趣旨の録音に心配になり、日本の営業開始時間まで待って再度電話をすることとした。
9時2分に再度電話をした。
ところが、当日は台風が日本列島に接近していた影響もあり、電話が大変混雑しており、待ち時間は40分というアナウンスが流れた。
そんな長い間待ってはいられないと、一旦は電話を切った。
しかし、数分後、それ以外に確認する方法はないと思い直して、再度ANAに電話をしたら、待ち時間は50分に膨らんでいた。
それでも、待つしかないと、iPhoneをスピーカーにして他のことをしながら待つことにした、およそ30分ほどでオペレーターに繋がった。
やはり、キャンセル待ち最終期限の朝の状況でまだ空席はないということだった。出発の2週間前(キャンセル待ち最終日)に特典航空券用の座席が解放されると聞いたがと尋ねてみたが、『何とも言えない』という回答だった。
当日の14時までの状況で空席があれば、14時35分までにはメールが入るという答えだった。
そこで、他のヨーロッパ経由で行くことを検討した。この時点で、ウイーン2席、デュッセルドルフ数席のビジネスクラスに空きがあった。
しかし、帰りの便は他の都市を経由してもビジネスクラスは満席だった。
そこで確保をお願いすることはイギリスへの直行便のキャンセル待ちを断念することを意味するし、帰りをエコノミークラスで予約してしまうとビジネスでのキャンセル待ちはできなくなるので、その時点での空席を確保することはできなかった。
ロンドン便は特典エコノミーもキャンセル待ち!
どうして、この時期のイギリス便がこんなに混雑しているのだろうか?
一つには、今年2019年の9月から10月にかけて、ラグビーワールドカップが日本で開催されることに原因があったようだ。
イギリス人は多くのスポーツ好きで知られるが、ラグビーは中でもイギリス人が熱狂的に応援するスポーツのようで、応援のために多くのイギリス人がワールドカップの開催期間中継続的に日本を訪問するらしい。
そのため、9月後半からのイギリス便は早くから予約で埋まっていたようだった。
ヨーロッパのどこかを経由していけば?
午後2時35分を過ぎても、ANAからのキャンセル待ちが空いたというメールは入らなかった。
その時点までに既に私は、直行便以外の乗継便でなんとかANAビジネスクラス(あるいは提携しているスターアライアンスの航空会社のビジネスクラス)でロンドンを往復する方法はないかとANAの特典航空券の予約サイトで数時間も試行錯誤していた。
その結果、成田⇒ミュンヘン⇒ロンドンでの往路は成田⇒ドュッセルドルフのANA便を利用して全体をルフトハンザでというルートが確保できる状態にあった。
帰りはもっとチケットの確保が厳しい状況だった
問題は、帰りの便がロンドンからヨーロッパのどの都市を経由しても、その都市から東京までの便はエコノミーしか空いていないことであった。
そこで、発想を変えて、モスクワ経由で帰ることを考えて検索してみた。しかし、一旦イギリスからモスクワまで行ってから、ウィーンに戻るようなルートで、結局はウィーンからはエコノミークラスしか空いていなかった。
これでは、元の木阿弥状態である。
そこで、ふと思いついたのが、イギリスから香港経由で東京に戻るというルートである。
すべてビジネスクラス2席を確保した最終手段!
そこで、香港経由でロンドンから東京に戻るというルートで検索してみた。
そうしたら、バッチリ!
ロンドンからフランクフルトを経由して香港に行き、そこから東京までビジネスクラスで2席確保することができた!
私は思わず、『やったー!』と一人で歓声を上げてしまった。
主にルフトハンザ航空のビジネスクラスを利用する旅だが(ルフトハンザのビジネスクラスはあまりビジネスクラスらしくないという評判もある)、往路の成田⇒ドュッセルドルフと復路の香港⇒羽田はANAのビジネスクラスである。
なお、全部ANAの場合よりも必要なマイル数は、夫婦二人分で19万マイルと1万マイル多く、諸経費も19万円でANAのみの場合と比べると7万円ほど高かった(ANAのみの場合は約12万円)。
また、当初予定した宿泊日数のうち、ドイツに1泊、香港に1泊することになった。いずれも空港近くのホテルで滞在時間はあまり長くはない。
しかし、飛行機があまり好きでない夫を無理やりヨーロッパに連れていくので、エコノミーで12時間は耐えられそうになかった。そうすると、私の取り得た選択肢としては、これが最善だったのではないかと思う。
これは、陸マイラーとしてマイルを貯めてきた私が、出発日2週間前にドタバタの中で、イギリス往復ビジネスクラスを予約した拙い記録でした。
もし、同じような状況に至ってしまった方のお役に少しでも立てればと思い、記事にしました。
実際にこのルートで旅行した記録を旅と共に投稿していきたいと思いますので、またご訪問いただければ幸いです。